最近の妊活雑誌などでよく取り上げられているハーブティー。ハーブティーは、ハーブを乾燥させて煮出して飲むお茶です。植物のチカラでからだを芯から癒すので、おいしく、楽しく、無理なく健康へと近づけるんです。
不妊治療や不妊で悩んでいる方は、相当のストレスやプレッシャーを抱えています。ハーブはそうした疲れたココロとからだを癒してくれる要素があるんですよ。カフェインゼロ・カロリーゼロで妊活女性の間でも人気の飲み物ですよね!でも、お茶でそこまでの効果が本当にあるの?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
からだは元気なのに、なかなか授からない…と悩んでいるなら、天然の薬といわれるハーブを試してみてはいかがでしょうか?でも何を飲んだらいいかわからないことが多いですよね。今回は、どんな働きをして妊活に必要な恵まれやすい体質にしてくれるのか、妊活にどう効果を発揮するのかをご紹介します。
この記事の目次
妊活中に望ましい飲み物は?
ホットドリンクか常温の飲み物にしましょう
「冷えは万病のもと」というように、「妊娠力」をあげるには、あたたかい飲み物は必須です。
からだが冷えてしまうと、血のめぐりも悪くなり子宮や卵巣も冷え切ってしまい、栄養が届かず妊娠しにくいからだになってしまうから。
市販の清涼飲料水に入っている「砂糖」もからだを冷やす作用があるんです。
冷たい水より白湯、冷たい牛乳よりホットミルク、からだを冷やす飲み物は避けましょう。
からだの温まるショウガレシピも掲載しています。ショウガで冷え症解消!冷えは女性の大敵!はこちら
「カフェイン」と「お酒」は控えましょう
ホットドリンクならなんでも大丈夫だと思っていませんか?
実はホットドリンクでも、からだを冷やす飲み物があるんです。
【カフェイン】
「寒いから」「からだを温めるのに」という理由でホットコーヒーを飲むのはやめましょう。コーヒーの中に入っている「カフェイン」は、からだを冷やしてしまう作用があるんです。「ホットコーヒー」でもカフェインが入っているとからだは冷えます。
コーヒーは利尿作用がある飲み物です。暑がりの人にはおすすめですが、利尿作用はからだの体温を奪うので冷え性の女性は、なおからだが冷えてしまう要因になります。
そしてコーヒーに入っているカフェインは鉄の吸収を妨げ、タンニンという成分は鉄の吸収を悪くします。鉄不足は不妊や貧血、隠れ貧血などの原因になるので、妊活中のコーヒーの過剰摂取は控えましょう。
1日に何杯飲むコーヒー好きのあなたには、ノンカフェインのコーヒーに切り替えることをおすすめします。
【お酒】
体内には活性酸素とそれをおさえる抗酸化機能があります。 からだのサビは活性酸素が原因だった!はこちら
お酒には、その活性酸素と抗酸化機能のバランスをくずして「酸化ストレス」をつくりだす悪い影響を与える力があります。
この酸化ストレスは老化の原因ともいわれ、酸化ストレスをためるほど、変形や質の悪い卵子がつくりだされてしまうのです。そして不妊の原因だけでなく、習慣性流産や子宮内膜児死亡の危険性も立証されています。
食べると若返る?心とからだの老化を防ぐ5つの食べ物はこちら
妊活中は「カフェイン」と「お酒」は控えて、からだの温まる効果的なハーブティを紹介します。
すべての女性におすすめのハーブティー
ハーブティーは薬効のあるハーブ(植物)を乾燥させたもので、原料はビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んだハーブのことです。
ハーブには抗酸化作用があり、老化防止に効果があると言われているんです。また、ノンカフェインなので、カフェインが気になる妊活中の女性でも安心して飲めるお茶なんです。
香りで癒し効果をもたらして、からだのトラブルのケアをしてくれるハーブでほっとひと息つける時間を大切にしましょう。
ラズベリーリーフティー
ラズベリーリーフティーは別名「安産のハーブティー」と言われるほど、妊活中・妊娠中におすすめのハーブティーなんです。
ビタミンやミネラル、鉄分が豊富な飲み物で、美容や月経サイクルを整える上で必要な成分がたっぷり含まれているので、すべての女性におすすめといえます。
子宮や子宮内の血管を収縮させる作用があるラズベリーリーフティーは、陣痛時の赤ちゃんを押し出してくれる手助けや、陣痛の痛みの軽減、産後の子宮のケアに大切な働きもしてくれるんです。
また妊娠前の作用として、生理痛の痛みをやわらげてくれるので、PMS(月経前症候群)の症状で悩んでいる方は、ホットティーで飲むと温かい血が全身をめぐり症状緩和の手助けになります。
※妊娠がわかったら、安定期になるまで飲むのをやめましょう。
大切に保管をして、安定期を迎えたら再度飲み始めてください。
子宮の収縮を促す作用があるため、流産や早産の恐れのある妊娠初期~妊娠中期は危険な作用になるからです。
ローズヒップティー
ビタミンA・C・E・鉄・カルシウムが豊富で、美容と健康、カゼ予防にもおすすめのハーブティーです。
ビタミンAはアンチエイジング、老化防止のビタミン
ビタミンCは肌のハリとツヤを保ってくれ、カゼ予防のビタミン
ビタミンEは強い抗酸化作用でからだのサビをとってくれるビタミン
月経サイクルや生理痛の改善や、イライラする原因のホルモンバランスを整えてくれるだけでなく、肌と卵子の質の維持も期待できます。
たんぽぽ茶
たんぽぽ茶の茶葉には葉酸、鉄分、カルシウム、ミネラルが豊富で、ホルモンバランスを整えてくれるので、妊活に適しているお茶です。
また、女性ホルモンのエストロゲン(別名:卵胞ホルモン)を増やす働きもしてくれます。
このエストロゲンは妊娠には必要なホルモンで、卵子宮内膜の血のめぐりをよくして、卵胞の発育がいい環境になります。このエストロゲンが不足すると、生理不順や無月経、排卵が起こりにくくなって、妊娠しにくいからだになってしまいます。
妊娠前から葉酸を摂ってほしいワケ ~妊活中におすすめの栄養素~ はこちら
ルイボスティー
ルイボスティーは別名「奇跡のお茶」と言われるほど、カルシウム・マグネシウム・鉄や亜鉛などのミネラルが豊富で、健康と美容にいいハーブティーです。
お茶に含まれているポリフェノールは活性酸素をおさえる抗酸化作用にとても効果的!
からだのサビをとってくれるので、老化防止になるだけでなく、卵子の質を高めてくれる作用もあるんです。むくみや下痢・便秘に悩んでいる方、生理不順や生理痛、PMS(月経前症候群)にも効果があると言われています。
ルイボスティーに関して詳しくご覧になりたい方はこちら 妊活にルイボスティー! ~妊活に必要な恵まれやすい体質へ~
ネトルティー
ネトルティーは別名「血をつくるハーブ」と言われているほど、鉄分たっぷりのハーブティーです。
ほかにビタミンB群、カルシウム、ミネラルなどが豊富で、血液をキレイに浄化して血のめぐりをよくするハーブティーです。
卵巣や子宮に栄養をたっぷり運び、全身の血のめぐりがよくなるため貧血気味の方や隠れ貧血妊活中におすすめの飲み物です。
※妊婦への安全性が保証されていません。
流産を引き起こす可能性がゼロではないため、妊娠がわかった時点で飲むのをやめましょう。
カモミールティーは妊活女性の救世主!妊娠しやすいからだをつくるハーブティーはこちら
おいしいと思ったハーブティーを飲みましょう
からだにいいからと言って、おいしいと思わないものを飲んでいても長続きはしません。自分の好みに合ったおいしいハーブティーを続けてみましょう。市販で手軽に飲めるティーバッグタイプも豊富にあります。妊活中に大敵なストレスや不眠、冷えやむくみ、婦人科系のトラブル、ホルモンバランスの乱れなどに作用するハーブティーで、妊娠しやすいからだを目指しましょう。