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女性のからだに嬉しいハーブティーです
ハーブティーと聞くとリラックスやリフレッシュなど癒しのイメージですが、妊活や不妊治療中の体づくりにも役立つノンカフェインのお茶もあるんです。不妊の悩みは西洋医学の力が必要なことももちろんありますが、日頃の不調、妊活や不妊治療の基盤ともいえる体を、排卵誘発剤などの薬だけに頼らず、自然の力で整えることができたらうれしいですよね。ハーブティーは、毎日飲むお茶やティータイムに手軽に取り入れることができる、ハーバルセラピー(植物療法)とも言われています。
カモミールティーって?
カモミールティーと聞くと、まずリラックス効果や美肌効果が思い浮かぶんじゃないかと思います。
私も以前はそんな印象でした。
カモミールティーは別名「マザーハーブ」と呼ばれるくらい、女性にうれしい効能がたくさんあるんです。
女性ホルモンを整えてくれるので妊活中の女性に嬉しい効果もあるんですよ!
カモミールティーをもっと知って欲しい。
今回は様々な効果があるハーブティーの中で、特に妊活中の女性に効果的なカモミールティーのご紹介です。
カモミールってどんな花?
カモミールは春から初夏にかけて咲く、小さなマーガレットのような白くて可愛らしい花を咲かせるキク科の植物です。
ヨーロッパでは古くから民間薬として、ドイツでは「母なる薬草」と呼ばれるほど、代表的な医療用ハーブで親しみのある薬草なんです。
日本には江戸時代にオランダやポルトガルから伝えられました。
日本では「カミツレ」とも呼ばれて、また昔は医薬品として使用されていたので、日本薬局方にも「カミツレ花」という名で医薬品として収載されていました。
今では医薬品というよりも、ハーブティーとしての知名度が高いですよね。
カモミールは青りんごのような爽やかな甘さのある香りがするんですよ。
温暖な地方であれば比較的容易に栽培ができるので、当社のある静岡県三島市内のハーブ園でも、もうすぐ白い花で一帯埋め尽くされそうです。
種類豊富なカモミール
カモミールと一言でいってもたくさんの種類があるんです。
ハーブとして主に使われているのは、「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」の2種類で、使用法や効果はどちらも同じです。
「ジャーマンカモミール」は花のサイズが小さく、花の中央の黄色い部分がプクッと膨らんでいて、花だけに香りがあるのが特徴です。
また「ローマンカモミール」は花の中央の黄色い部分が平らで、花以外にも茎や葉からも香りがするのが特徴です。
ローマンカモミールは苦みがあり、お茶としてはおいしくないそうです。
ハーブティーとして飲むのなら「ジャーマンカモミール」、精油にするなら「ローマンカモミール」がおすすめです。
購入する時の参考にしてみてくださいね!
女性に嬉しい!カモミールティーの驚くべき効果・効能
女性ホルモン「エストロゲン」を増やす
エストロゲンとは「卵胞ホルモン」の事で、「妊娠を助けるホルモン」とも呼ばれています。
20代から「エストロゲン」の量は加齢とともに減っていき、それが不妊の原因のひとつとも言われています。
「エストロゲン」は卵巣の中の卵胞の成長を促す働きと、受精卵が着床するのに必要な子宮内膜を徐々に厚くして、受精卵のふかふかのベッドをつくる働きをしてくれます。
カモミールティーは、妊娠のために必要なホルモンである「エストロゲン」を増やす効果があるんです。
当社から車で15分ほど走った箱根の麓にある「落合ハーブ園」のハーバル・フード・マイスターをお持ちの奥様が「不妊治療で病院へ通っているお客様が、落合ハーブ園で栽培している完全無農薬、自然農法にこだわったオーガニックのカモミールティーを飲んだら、エストロゲンの数値が5倍もアップして、お医者様がびっくりしていた」とお話をされていました。
植物の、またオーガニックの力には驚かされますね!
女性ホルモンを整える
カモミールティーには女性ホルモンの乱れを正常に整える効果があります。
生理不順や生理痛の緩和にもつながるんですよ。
女性ホルモンの分泌を安定させる働きもあり、子宮の働きを活発にする役割もあるので、子宮を元気に保つことができるんです。
からだを温める
妊活中はからだの冷えは大敵!!
冷えで血行不良が起きると、子宮の働きが低下することで、卵巣機能が弱まったり、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系の病気になる確率が高くなるのです。
カモミールティーには血行促進作用があり、からだを温める効果があります。
PMSの緩和
PMS(月経前症候群)は日本女性の70%が悩んでいるとも言われる生理前の不快な症状のことです。
生理の3日~10日くらい前から始まる精神・心身的な症状で、主にイライラしたり無気力になったり頭痛がひどくなったり、症状は人それぞれ。
気持ちを鎮めてリラックス効果が得られるので、生理前のイライラした時に飲むのもおすすめです。
免疫力を高める
前回ご紹介した免疫にも効果があるんです。
免疫力が低くなると、風邪をひきやすかったり、風疹などの感染症にかかりやすくなるものです。
妊娠中の風疹は、血液を通してお腹の赤ちゃんが奇形になる可能性が高くなったり、妊娠初期の流産も引き起こす可能性が高くなるので、免疫力は落ちないように常に心がけましょう。
リラックス効果
カモミールティー=リラックス効果と認識している方も多いと思います。
カモミールティーのほのかな青りんごの香りは、心も体もリラックスさせる効果があるんです。
不妊で悩んでいる時は、特にストレスを溜めがち。
一度大きく深呼吸をして、カモミールティーを飲んでみてはいかがでしょうか?
気持ちも落ち着いて、前向きな生活を送る手助けになりますよ!
美味しいカモミールティーになる4つの飲み方
ハーブティーの中でも比較的飲みやすいカモミールティーですが、さらに飲みやすい飲み方をご紹介します。
はちみつ+カモミールティー
はちみつを少し加えるだけで甘みが引き立ち、とっても飲みやすくなりますよ。おすすめは、ティースプーン1杯のはちみつ量です。その後は、お好みで加減してみてくださいね!
レモン+カモミールティー
レモンの酸味ですっきりしたレモンティーはいかがでしょうか?
ミルク+カモミールティー
ホットミルクを加えて、ミルクティーにするのもおすすめ。甘さが欲しかったら、砂糖よりもはちみつを加えましょう。ロイヤルミルクティーのような優しい味になりますよ!
アップルジュース+カモミールティー
青りんごの香りがするカモミールティーに、りんごが合わないわけがない!ということで、アップルジュースを加えてみました。ホットで飲む時には、アップルジュースをレンジで温めて、冷やして飲むときは、冷たい状態で加えてくださいね。
比較的冷やして飲むほうが、カモミールのハーブのクセは消えたように感じます。
妊娠したら飲むのをやめましょう
カモミールティーは、子宮収縮を促す働きがあります。流産を引き起こす可能性があるので、妊娠が確認できた時点で一度おやすみしましょう。
また出産後には、体を温める効果によって、血液の循環が良くなり、母乳の分泌を促す効果もあるんです!
ドイツでは出産後すぐに、母乳の出が良くなるようにとカモミールと他のハーブをブレンドした授乳ティーを飲んで、母乳分泌を促進させているようです。
妊娠が確認できたら、また出産後に飲めるように大事に保管しておいてくださいね。
妊活中の飲み物はおいしく健康に
いかがでしたか?カフェイン配合の飲み物は体を冷やしてしまうので、「ノンカフェイン」のハーブティーは体を冷やすことなく美味しく飲める優れモノです。
また、カモミールは体を温めたり、女性ホルモンを整えるので妊娠しやすい体作りをサポートすることができます。以前ご紹介したハーブティーもご覧ください!
ちなみに、当社おすすめは静岡県三島市にある「落合ハーブ園」のカモミールティーです。完全無農薬、自然農法にこだわったカモミールを一つ一つ手摘みで取っているんですよ!本当に手間のかかる作業を惜しむことなく、美味しいカモミールティーを作っています。4月が近づいてきて「カモミールの摘み取り体験」もできる季節になりました。伊豆や箱根にお越しの際は、当社おすすめの「落合ハーブ園」に是非お立ち寄りくださいませ。