
「妊活中なんですけど、「漢方薬」と「葉酸」のサプリって一緒に飲んで大丈夫ですか?」
このような質問が多く寄せられています。
一緒に飲むのが心配・・・。飲んだら身体に悪いの?
今回は、漢方薬と葉酸サプリの飲み合わせについてご説明していきたいと思います。
「葉酸」は妊娠初期に必要な栄養素
まず、葉酸とはビタミンB群に属する栄養素で、細胞を作るのに必要なタンパク質を作ります。
また別名「造血のビタミン」と呼ばれていて、女性の貧血予防におすすめの栄養素なんです。
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葉酸は、妊娠してすぐの胎児の成長サポートに必要な栄養素。
妊娠初期の4~12週は胎児の細胞分裂の活発な時期で、この時期に葉酸が不足すると「二分脊椎(ニブンセキツイ)」や「無脳症」など、脳や脊髄の障害である神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなるのです。
この先天性異常を予防するために、日本でも平成12年から、厚生労働省が妊活中から妊娠初期の女性に対して、葉酸の摂取を推奨しています。
葉酸について詳しくご説明しています→妊娠前から葉酸を摂ってほしいワケ ~妊活中におすすめの栄養素~

不妊治療でも処方されている「漢方薬」
最近は妊活や不妊治療に、漢方薬を処方されることが多いですね。
漢方薬の中には、基礎体温を上げる働きの生薬もあるため、妊活中の女性で飲んでいる人も少なくありません。
そこで気になるのが葉酸サプリとの併用や飲み合わせについてです。
漢方薬は、植物など100%天然由来で出来ているので、妊活中も安心して飲める医薬品です。
また、西洋薬ほど重篤な副作用も少ないのが特徴です。
妊活中で処方される漢方薬は、ほとんどが体質改善を目的としていいて、妊娠しやすい身体をつくる事が目標になります。

妊活中におすすめの漢方薬「当帰芍薬散」
妊活中に安心して飲める漢方薬として「当帰芍薬散」があります。
不妊症の1つの原因として「血の巡りが悪い」ことがあげられます。
「血の巡り」を良くすることで、身体全体が温められて、子宮も温まり、受精卵が着床しやすい身体をつくるのが、「当帰芍薬散」なんです。
この「当帰芍薬散」は、婦人科の三大漢方薬と言われているほどで、女性特有の悩みに特に効果があります。

同じタイミングで飲んでいいの?
漢方薬は基本的に、食前・食間に飲むことをおすすめしています。
また葉酸のサプリメントは、いつ飲んでも問題はありません。ただ、食後30分以内に飲むと、食べ物を消化するために、胃腸の働きが活発になるので、一般的に吸収されやすいといわれています。
そして、ルイボスティーを飲んでいる人も多いと思いますが、こちらも飲んでいただいて問題ありません。
妊活にルイボスティー! ~妊活に必要な恵まれやすい体質へ~は、こちら
漢方薬、葉酸サプリ、ルイボスティーを飲んだりする時には、お互いに30分前後時間をあけたほうがいいですね。ただ、正確に時間を計るほど神経質にならなくても大丈夫です。

葉酸サプリとプレママーレの相性はバツグン!
妊娠しやすい身体をつくるプレママーレは、当帰芍薬散という漢方薬が含まれています。
妊活中に飲みたい女性のための漢方薬「プレママーレ」のご紹介は、こちら
この当帰芍薬散は、冷えやすい女性の身体の芯を温めることで、妊娠しやすい身体をつくる体質改善の漢方薬となります。
妊娠しやすい身体をつくるプレママーレと、妊娠初期に摂りたい葉酸の相性はとってもいいんです!
葉酸のチカラで妊娠に必要な「血」を増やして、プレママーレがその「血」を全身に届ける役割をします。
妊活中は一緒に飲むと相乗効果でお互いのいいところが更にパワーアップするので、併用して飲むことをおすすめします。

