からだのサビは活性酸素が原因だった!

  • カットしたリンゴの切り口が茶色くなる
  • バナナの皮をむくと茶色くなる
  • バターの表面が黄色くなる
  • 鉄が茶色く変色してサビる

時間が経つと変色したり、サビたりしますよね?これは人間の体でも同じこと。人間の体もサビるの?どうやってサビるの?サビるとどうなるの?

今回は、この「サビ」についてと、サビとりに効果的な食品をご紹介したいと思います。

 

からだのサビとは「酸化」すること

          

          
アンチエイジングや健康ブームの今「サビないからだづくり」というフレーズを耳にしたことがあるのではないでしょうか?
金属がサビて茶色くなったり、りんごの皮をむいて放置すると茶色く変色してしまうように、人間のからだや肌も加齢とともにサビてしまいます。
このサビて茶色く変色したり、劣化した状態を「酸化」といい、酸化が病気や老化の原因のひとつともいわれています。
酸化がからだにどのような働きをするのか詳しく解説していきましょう。

 

働きすぎると悪者になる活性酸素

普段吸っている酸素の中にも、酸化しやすい酸素酸化しにくい酸素と2種類あります。その酸素を吸ってエネルギーを作る時に、一緒に体内で生まれるものが「活性酸素」と呼ばれるもので、他の物質と合体してとても強い酸化力を持ちます。
本来の活性酸素の働きは、からだの中にはいった細菌などを攻撃するという大事な役割がありますが、活性酸素が必要以上に増えていくとからだを「酸化」させる有害物質になるのです。そして老化を進めているのがこの活性酸素のしわざなのです。活性酸素によって肌の老化が進めばシミ・しわ・たるみの原因に、細胞の老化が進めば生活習慣病ガンの原因となります。
「食養生」で肌悩みを解決!アンチエイジングに効果的な食べ物はこちらでご紹介しています。

卵子の老化も活性酸素が原因

卵子は生まれたときから体の中にあるもので、細胞を攻撃する活性酸素は、細胞からできている卵子も日々攻撃しています。活性酸素によってダメージを受けた卵子は、染色体異常もふえていきます。染色体異常とは遺伝や性別を決めるとても大切な細胞で、妊活中の女性にとって、卵子の老化は深刻な問題なのです。卵子を若返らせることは難しい問題ですが、過剰な活性酸素を抑えることで、卵子の老化を食い止めることは可能です。そして質のいい卵子のほうが妊娠はしやすくなり老化した卵子は妊娠しにくいのです。

活性酸素と抗酸化

大切な働きをしている活性酸素も増えすぎると有害物質となりますが、それを抑える働きを「抗酸化」作用といいます。抗酸化作用には老化を遅らせる効果があるので、抗酸化作用のある食べ物はアンチエイジングとして注目されています。そこで活性酸素が嫌がる「抗酸化」の食品や生活習慣をご紹介したいと思います。

 

健康なからだをつくる「抗酸化」食品

ビタミンA

ビタミンAは別名「若返りのビタミン」ともいわれています。緑黄色野菜のニンジンやかぼちゃなどのβカロテン、サケやカニの赤い成分であるアスタキサンチン、レバーやうなぎに多く含まれています。ビタミンAは油溶性なので、油と一緒に調理すると吸収がアップ!ビタミンAには、暗いところが見にくくなる夜盲症(とり目)や目の乾燥を防ぐ働きもあります。


※ビタミンAのレチノールはからだに蓄積されるため、妊娠中は摂りすぎに注意する成分です。
サプリメントやビタミン剤などをとる時には摂取量を守りましょう。
また同じビタミンAのβカロテンは、必要以上に摂っても抗酸化物質としてからだに作用するので心配はありません。


 

ビタミンC

                  

ピーマンやパプリカ、トマトやブロッコリー、パセリなどの緑黄色野菜と、イチゴや柑橘類などに多く含まれています。ビタミンCは水溶性で、熱に弱く水に溶けやすい成分なので、あまり水で洗いすぎない加熱しないのがおすすめの食べ方です。ビタミンCが不足すると、抵抗力が下がってカゼをひきやすくなったり、また貧血や出血しやすくなります。一度に多く摂っても、必要以上の量は尿と一緒にからだから出てしまい貯めこむことができないので、サプリメントやビタミン剤などは毎日こまめに補うことが大切です。

もしかして隠れ貧血かも?隠れ貧血を見逃さない11のポイントはこちらでご紹介しています。              

ビタミンE

ひまわり油やべに花油などの植物油やゴマ、アーモンド、ナッツなどに多く含まれています。
油溶性なので、油と一緒に調理すると吸収がアップ
緑黄色野菜と一緒に食べると、バランスのいい食事となります。

ポリフェノール

                 

ポリフェノールには非常に強い抗酸化作用があります。ブルーベリーやリンゴ、プルーンなどのフルーツや、チョコレート、赤ワインやコーヒー、ルイボスティーや緑茶に多く含まれています。フルーツは皮にもポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめです。女性は特にポリフェノールが不足すると、更年期障害やホルモンバランスの乱れでおこる症状がでてくるので積極的に摂りたい成分です。崩れた女性ホルモンを整える方法は、こちらでご紹介しています。

 

活性酸素からからだを守る行動

紫外線

 

紫外線を浴びると活性酸素が皮膚に発生します。
また紫外線B波日焼けの原因になり、紫外線A波は数年後のシワやしみの原因となります。

「食養生」で肌悩みを解決!アンチエイジングに効果的な食べ物は、こちらでご紹介しています。

洗濯物を干す少しの時間だからと言って何もしないと活性酸素はからだで増えていきます。少しの時間でも紫外線に浴びる時には、日傘をさしたり、帽子をかぶったり、日焼け止めなどでしっかりUVケアをしましょう。

大気汚染

自動車の排ガス黄砂粉じん、最近ではPM2.5など日常生活のすぐそばに大気汚染は潜んでいます。
アレルゲン物質にもなるので、敏感肌やアレルギーの人は特に注意が必要です。
粘膜から入り込まないように、マスクやメガネ、こまめにうがいをしたり目薬で予防しましょう。

たばこ

活性酸素は喫煙で増幅します。吸っていないあなたは、副流煙にも注意しましょう。この副流煙には、主流煙に比べ約2~3倍有害物質を含んでいるのです。またアンモニアの刺激物質は、なんと70倍以上も含まれているというデータもあります。
たばこは百害あって一利なし。禁煙に努めましょう。

激しいスポーツ

スポーツの中でも活性酸素は、筋トレや短距離走などの無酸素運動で増えていきます
逆にヨガやウォーキングなどの有酸素運動は、活性酸素の抵抗力を高めてくれます。
有酸素運動のメリットは、酸素をとりこんで脂肪や糖質を燃やしてくれるので、ダイエットにおすすめの運動方法です。

ストレス

ストレスを抱えると血のめぐりが悪くなり、それを改善する時に活性酸素が一気に発生します。
ストレス状態が続くと、生理不順や不妊の原因にもつながるんですよ。
たまには、気が向くままの休日や休息を過ごしてみてはいかがでしょうか?
旅行やスポーツ、ショッピングなど趣味趣向の休日もいいですね。

からだの冷えをとって心も温めるストレス解消のコツは、こちらでご紹介しています。

イライラする精神的ストレスにおすすめのハーブは、こちらでご紹介しています。

お酒

アルコールを分解する時に肝臓に負担がかかって活性酸素が発生します。
肝臓の働きに影響もでるので、摂りすぎは禁物です。
お酒の量は適量にして、アルコールが弱い人は極力避けましょう。

加工食品や食品添加物

加工食品に多く使われている食品添加物は化学物質です。
天然のものでない化学物質が含まれた食品は活性酸素の塊となって体に入ってきます。
食生活を見直してみましょう。

 

今からできる「抗酸化習慣」を

年齢とともにからだがサビていくのは仕方がないとはいえ、美容や健康に影響がでてくる過剰な活性酸素を増やさないことが大切です。
生活習慣をかえることで、活性酸素はおさえることができるのです。
日々の生活に取り入れられるものは是非この機会に実行してみましょう。

6歳の娘をもつ優しい母。医薬品販売に長く従事しており、医薬品に限らず美容と健康に関する情報を日々収集している。自身の経験も参考にし、妊活に関する情報も発信している。

2010年 医薬品登録販売者 資格取得

ミモザ製薬株式会社 管理登録販売者