子宮筋腫や子宮内膜症は女性の「現代病」 ~不妊の原因ってホント?~

生理痛はあって当たり前だと思っていませんか?それは大きな間違い。その生理痛もしかしたら子宮内膜症子宮筋腫のサインかもしれません。子宮内膜症を発症すると、臓器が癒着して卵管が塞がり卵子や受精卵が通れなくなり、受精や着床の障害となる可能性があるので不妊の原となります。また卵管をふさいでいなくても、卵子が育ちにくなど子宮内膜症が不妊を招く可能性があると考えられています。子宮筋腫を発症すると、子宮の血の巡りが悪くなることにより子宮の内腔を変形させたり、受精卵の着床が妨げられます。子宮内膜症や子宮筋腫を放置すると妊娠しづらい身体になる可能性が高くなるんです。

また「冷え」をため込んで、血の巡りが悪くなっていませんか?血の巡りが悪くなることで、女性特有の病気にもなりやすくなります。女性の病気のうちでも、このところぐんと増えている子宮筋腫子宮内膜症の症状や治療方法をご紹介します。

 

確かめて!子宮内膜症の症状セルフチェック

☑生理痛が年々ひどくなってきた

☑生理のときに飲む鎮痛剤の量がだんだん増えてきた

☑生理の時、鎮痛剤を飲んでも痛みがひかない

☑生理の時、めまいや吐き気がする

☑生理以外の時、下腹部に鈍痛がある

☑排便の時、肛門の奥が痛い

☑セックスの時、奥のほうが痛い

☑結婚して2年以上たつのに妊娠しない

チェックに当てはまるあなたは、子宮内膜症の可能性もあるので、一度婦人科を受診する事をおすすめします。

子宮内膜症は生理が繰り返されるたびに進行していく病気なので、受診を先延ばしにするのは禁物です。痛みをガマンしないで早めに婦人科を受診しましょう。また全く自覚症状がないケースもあるので、症状がなくても1年に1回は婦人科検診を受けるようにしましょう。

子宮内膜症はこんな病気

子宮の内側には子宮内膜という組織が存在します。子宮内膜症は、この子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)にできて増えていく病気です。これらの組織は、体の中で炎症や痛みを発生させてしまいます。子宮内膜症はそれが原因となって激しい生理痛を起こして、鎮痛剤を使用しても日常生活に支障が出るほど重症の人も20%近くになると言われます。その痛みのため「女性であることをやめたくなる」と悩む人もおり、また内膜症は不妊の原因になることも多く、対策が急がれている病気です。

 

確かめて!子宮筋腫の症状セルフチェック

☑生理の時の出血量が多くレバー状の塊がある

☑生理の時に下腹部や腰などに鈍痛や圧迫痛(生理痛)がある

☑貧血や隠れ貧血かもしれない

☑下腹部を触るとこぶがある

便秘しがち

☑頻尿

☑動悸や息切れがある

☑セックスの時、痛みを感じる

チェックに当てはまるあなたは、子宮筋腫の可能性もあるので、一度婦人科を受診する事をおすすめします。

貧血じゃないけど不調・・・というあなたは隠れ貧血かも?こちらをチェック 

子宮筋腫はこんな病気

子宮に良性のこぶ(腫瘍)ができる病気です。こぶからの出血貧血月経過多を引き起こし、こぶが原因で子宮の痛みも引き起こします。逆に悪性の腫瘍の場合は、肉腫(ガン)と診断されます。ただ、子宮筋腫がガンになることは1/800~1/1000の確率で極めて稀なことです。
子宮筋腫は女性ホルモンであるエストロゲンの影響で大きくなります。閉経前の女性は筋腫が大きくなることが多いのですが、閉経後の女性は縮小していきます。

子宮筋腫は、現在婦人科が扱う病気の中では最も患者さんの数が多く、成人女性の3~4人に1人は、「筋腫持ち」といわれます。また子宮内膜も、生理のある女性の10人に1人がかかっているともいわれ、医師を受診する人は30代前半がピークですが、10代、20代の女性にも急増しています。

もしかしたら子宮内膜症?子宮筋腫?と悩んでいる方に、受診してからの流れをご説明します。

 

受診してからの流れ

まず、問診から始まります。問診で聞かれる主な項目については、的確に回答することが大切です。あらかじめ自分の症状を整理したメモを持参するとスムーズです。

☑初経年齢 ☑月経周期 ☑月経日数 ☑最終月経日 ☑月経量 ☑持病

☑痛みの程度 ☑月経時以外の症状 ☑妊娠経験の有無 ☑ほかの病院の受診歴

そのあとに内診に進みます。超音波検査(エコー)や必要に応じてMRI・CT・血液検査を行います。確定診断は腹膣鏡検査開腹手術でしかわかりませんが、問診、内診、画像診断や血液検査によりほぼ診断され治療を開始します。治療は大きく分けて薬や注射などでコントロールする方と、手術を行う方法の2つとなります。治療方法は症状によって変わってきますが、お医者様とよく相談をしてから加療していきましょう。

 

冷えが一つの原因ともなっています

子宮内膜症子宮筋腫どちらにしても、東洋医学からみると「冷え」が深く影響する病気です。冷えのために骨盤内の血の巡りが悪くなり、長い間巡りの悪い血がたまったうっ血(瘀血)を抱えてきた人がなりやすい傾向です。また原因がはっきりしないのですが、ホルモンが影響しているので、現在の環境汚染とのかかわりを指摘する声もあります。

手足や腰、おなかをさわってみてください。いつも水をかぶったように冷たくはありませんか?おしりの皮膚がザラザラしていませんか?また目で見るチェックポイントとしては、唇や舌の裏側が紫色になっているのも、体に血が滞っている瘀血のあらわれです。

若い頃に体を冷やすようなファッションや、無理なダイエット、暴飲暴食をすることは、出産や、その先の更年期の健康にまで影響することを理解して、体を温める生活を是非心がけましょう。

6歳の娘をもつ優しい母。医薬品販売に長く従事しており、医薬品に限らず美容と健康に関する情報を日々収集している。自身の経験も参考にし、妊活に関する情報も発信している。

2010年 医薬品登録販売者 資格取得

ミモザ製薬株式会社 管理登録販売者