私たちミモザ製薬のスタッフが、お客様の授かり祈願に全国の授かりパワースポットを回るこのシリーズ。今回は私たちの地元静岡県の御殿場市にある「御胎内神社」のご紹介です。
2018年冬にドラマ「隣の家族は青く見える」で妊活中の奈々(深田恭子さん)と大器(松山ケンイチさん)が訪れた子宝祈願のパワースポットです。
基本情報(御胎内神社)
御胎内清宏園 住所:静岡県御殿場市印野1382-1 営業時間:8:30~17:00 料金:200円 http://www.otainai-onsen.gr.jp/seikouen.htm |
東名高速道路御殿場インターからは車で20分程度、裾野インターからは25分程度です。JR御殿場駅からはバス(印野本村行き)も出ています。
御胎内神社の近くに「富士山樹空の森」という公園や森林散策などができるスポットがあるので「富士山樹空の森」で下車して下さい。
御殿場は雪が比較的多い土地なので、冬に行く場合は交通情報・天候情報をチェックするようにしましょう!
ただ、現地周辺は比較的広い道路が多く、御胎内清宏園までも広い道路を通っていくことが出来ます。
2018年の冬に関東地方で大雪が降った影響で御殿場一体も雪景色に覆われていた時に訪れましたが、ノーマルタイヤで問題なく訪れることが出来ました。
御胎内神社は、御胎内清宏園内にあって、脇には国の天然記念物である「胎内洞窟」があり、洞窟が母親の胎内に非常によく似ていることから授かり・安産の神社として知られています。祭神は猿田彦(サルタヒコ)と木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメ)です。木花開耶姫命は授かり・安産の神として有名ですね。
いよいよ訪問!御胎内清宏園
専用駐車場に車を停めて、公園の入口で入場料200円を支払って、いざ入園! 園内マップは上の写真で確認してくださいね。クリックで拡大します。
受付で説明してくれましたが、洞窟内は懐中電灯などが必須です!ところどころに誘導灯はありますが、基本的には真っ暗で光を持っていないと、前に進めません・・
でも、「スマホの懐中電灯モード」で十分! 訪問前にはスマホの充電を十分確認して下さい!
また、受付でライト付きヘルメットのレンタルを行っているそうです(時期によって行っていないこともあるそうですので心配な方は事前にご確認下さい)
公園に入るとすぐ「野鳥の森」という野鳥愛護林がありますが、あいにく今回訪れたのは真冬の2月。一面雪景色で野鳥に出会うことはありませんでした。今後はお客様の授かり祈願のためにスタッフで毎月訪れようと思っているので、季節に応じた野鳥が見えるかもしれないと思うと楽しみです!
今回は野鳥は諦めて、左手奥の神社方面にそそくさと歩いていきました。
安産夫婦岩
神社の方に進む途中に「安産夫婦岩」があります。
左右にある「父の岩」と「母の岩」の間に小さな子どもの「恵岩」があります。溶岩で作られているもので、御胎内神社を訪れて子宝祈願や安産祈願をする夫婦が多いことから、御胎内清宏園を造園する時に溶岩で作ってくれたもののようです。ご利益がありそうですね!
冬の御殿場は寒いですよ! 防寒対策をお忘れなく!
ご覧ください!
池が凍っています!
御殿場でも場所によりますが、御胎内神社のあるあたりは、富士山の裾野を少し登ったところで標高も高く気温も低いです。防寒対策も必要ですが、地面は凍っているので歩きやすい靴で来ることが大切ですね!
いよいよ御胎内神社が見えてきました!
安産夫婦岩を過ぎて数分歩くと、いよいよ御胎内神社が見えてきました。
神社自体は、「えっ?これだけ??」という具合に拍子抜けしてしまうほど小じんまりした質素なものです。
でも周囲の自然と一体になって美しく、厳かな感じがありました。「マンガ 日本昔話」に出てきそうな感じって言ったら伝わるでしょうか!?
お賽銭を入れ、
「ミモザ製薬のお客様に授かりのご利益がありますように!」
とお祈りして、先に進みます。
御胎内洞窟 入口発見!
発見というほどでもなく、神社のすぐ脇に入り口があります。
でも、洞窟って言うだけでテンション上がりますよね!
気分は藤岡弘です!サバイバル!
入口です。
入口を見ると比較的広く見えますが、中に入っていくと腹這いにならないと進めないような狭いところもあるので、安心しないで下さい!服を汚したくない人は、途中まで行って帰ってくることも出来ます。
溶岩独特の凹凸があり、入口もそうですが、中も天井がゴツゴツしていて突起物などもあるので、十分気をつけて下さい。
心配な方は、公園入口の受付でヘルメットがレンタルできるらしいので、聞いてみましょう。
入口付近は、「父親の胎内」と言われています。御胎内洞窟は、卵子と並んで生命の源の一つである「精子」が生まれるところから始まり、母の胎動を通って出産するところが出口となります。
富士山の噴火によって生まれた、全長68mの洞窟で、構造を男性と女性の人体にみたてています。かつては信仰の対象にもなった神聖な洞窟なんです。
この写真は、ちょうど父親の小腸のあたりとなります。壁面のゴツゴツ感がまさに体の中のようでリアルですよね!?
このあたりは比較的広く中腰ですすめます。この先、大腸部・五臓部と進むと「前殿」がありますが、服を汚したくない人や腹這いが難しい人はこのあたりで引き返しましょう。
受付の方に確認したら、洞窟を全て回らなくても、心を込めてお祈りすればご利益は変わらないそうです!
ちなみに、洞窟内は濡れていて、足元も悪く歩きにくいです。スマホのライトで十分明かりはとれますが、スマホを持っていると片手が奪われてしまいますので、受付でライト付きヘルメットをレンタルされることをおすすめします!
前殿と呼ばれるお社を過ぎるといよいよ本殿に到着です。
洞窟内には3つのお社があり、それぞれ前殿・本殿・奥殿という名称が付けられています。
それぞれには説明文が掲示されていて、その言い伝えを知ることができます。
前殿には山を司る神「大山祇命(おおやまつみのみこと)が祀られています。ここまでが父親の胎内と言われていて、ここから進むと母親の胎内に入っていきますが、洞窟内の様子も急に険しくなり、子供が生まれてくる大変さを感じることが出来ます。
本殿には、富士山の御祭神である「木花開耶姫命(このはなさくやひめ)」が祀られています。猿田彦(サルタヒコ)と並んでここ御胎内神社の御祭神であり、御胎内神社が子宝・安産のご利益があると言われる所以でもあります。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫であるニニギノミコトの妻とされ、有名な海幸彦・山幸彦を産んだとされています。
同じく静岡県の富士山本宮浅間大社の御祭神でもあり、竹取物語とよくにた縁起話が伝わっています。
神話では、燃え上がる産屋の中で三人の子供を無事に産んだと言われており、そのことから子宝・安産の神として崇められているとのことです。
最後のお社である奥殿に到着です。奥に見える「奥を知らず」という看板の奥には洞窟が続いているようですが、行き止まりのようで進むことは出来ません。
この先には「子返り」と呼ばれる洞窟内でもっとも狭い箇所があります。
「子返り」の意味はよくわからないのですが、胎内の産道をとおって生まれ直す!という意味で、一度子供にかえるという意味じゃないか!?と勝手に解釈しました。まちがっていたらすみません。
子返りは、基本、どろんこにならないと通れません。私は持ってたカメラ・携帯をしまって、腹ばいになって進もうとしましたが、背負っていたリュックが天井にあたって進めませんでした。しょうがないので、リュックを先にポイッと前に投げながら、少しずつ腹這いで進んでいきました。 基本、バックなど持たずに手ぶらで洞窟に入ることをおすすめします!
これが難所「子返り」です!いかにも産道って感じですよね!?
出産はお母さんも大変だけど、赤ちゃんも必死な思いで生まれてくるんだなーなんて感傷に浸る暇は険しすぎてありませんでした。。。通り抜けてからそのような感情が溢れ出してきた次第です。
ここを通り過ぎると、比較的広いスペースで、安産石などがあり、それらを触りながら歩けます。
その先には、最後の難所「産口」があり、産口の手前では外光が指しているのを感じることが出来ます。生まれてくる子供も産口付近ではこのように明るく感じるのでしょううか?
参拝を終えて
いかがでしたか?なかなか大変な洞窟でしたが、大変な分、神聖な気持ちになりました!
昔から、子供が生まれてくるということは、奇跡的なこと・神秘的なことと捉えられていたんですね。そういったことを実感した一日でした。
ミモザ製薬がある静岡県三島市からは一般道で一時間ほどです。今後は、お客様の子宝のためにスタッフと一緒に毎月一回参拝しよう!と言って帰ってきました。
御殿場アウトレットや河口湖方面に来られた際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
最後に、すぐ近くにある御胎内温泉もご紹介しておきます。
富士山が一望でき、とっても広い露天風呂があるおすすめの温泉ですよ。